三条市民の芸術の秋の祭典、第14回三条市美術展(市展)が13日から17日まで三条市厚生福祉会館で開かれており、初日13日は秋晴れに恵まれて大勢の来場者でにぎわった。
公募作品は応募264点のうち入選以上の211点を展示。加えて審査員出品6点、無鑑査出品12点、特別出品18点を展示し、合わせて昨年より10点多い266点を展示している。
2日間にわたって審査員を講師に6つの部門ごとに作品鑑賞会が開かれている。初日午前11時から相澤五峰さんによる書道の作品鑑賞会には約50人が参加し、相澤さんの率直な講評にメモを取って聞き入る人もいた。
本展以外にも「幕末の一番星 村山半牧 没後百五十周年展」や公民館事業に参加する子どもたちの作品の展示、しかけ絵本の展示、休憩室でワークショップ、ロビーでオープンカフェなど関連イベントも充実。「朝からこんなに大勢の人が来るのは初めて」と話す関係者もいて、出足は好調だった。
また、午後4時から三条ロイヤルホテルで受賞者の表彰式が行われた。表彰された市展賞、名誉市民賞、優秀賞の受賞者は次の通り。敬称略。
日本画/高橋ありさ |
洋画/小林千鶴子 |
彫刻/稲越政稔 |
工芸/岩山義輝 |
書道/刈屋青絆 |
写真/坂井由美子 |
岩田正巳賞 日本画/岸本昌子 |
鶴巻三郎賞 工芸/夏沼苞華 |
渡邉義雄賞 写真/高橋輝成 |
彫刻/小出大策 |
書道/古寺照枝 |
(佐藤)