新潟県加茂市の一般社団法人加茂青年会議所(川上和哉理事長)は13日、加茂市・五番町商店街で開かれた「ごっつぉ祭り」のなかで、イベントの一環で市民とともに考案した日常から和装でもてなす「Show京都スタイル」を発表した。
お披露目したのは加茂市の花、ユキツバキをデザインした前掛け。黒と赤の2色あり、ユキツバキは地元の書家の下田彩水さんが描いたもので、ロゴも下田さんがデザインした。それを前掛けにアイロンプリントした手作りなので、ユキツバキの配置はまちまちだ。
加茂JCは今年度、観光を通じて地域とともにまちづくりをと、「北越の小京都」と言われる加茂の魅力をテーマに取り組んだ。「つくる真の小京都委員会」(川崎大一郎委員長)が同世代の加茂市の7、8人の外部メンバーも加えて考えるなかで「和装でおもてなししては」となり、その足掛かりとしてすぐに試せる前掛けを考案した。いずれは作務衣(さむえ)や甚平とあわせての着用に期待している。
この日のイベントでは加茂JCメンバーや下田さん、小京都戦隊加茂レンジャー、五番町商店街の人たちが実際に前掛けを着けてお披露目。担当の川崎委員長は「最初はイベントなどで前掛けを着けてもらって、五番町からほかの商店街に広がって加茂はやっぱり小京都だと思われるようになれば」と期待した。
(佐藤)