28日投開票の任期満了に伴う燕市議選に立候補する、2期当選の小林由明氏(44)、新人の岡山秀義氏(44)と柴山唯氏(35)の3人は16日、記者会見し、3人が連携し、力を合わせて市政に向き合っていく決意を表明した。
共通の政策として、燕・新時代へ向けて「子育て・教育No.1」、「防災・減災力の向上」、「ふるさと納税の推進」、「スポーツ・文化の振興」を掲げた。
小林市議は燕市議会の現職議員でいちばんの若手。これまで燕市議会には複数人の若手が立候補したことはなく、「若い人を求める市民の皆さまの気持ちに応えたい」、「若い感性は若い人しか持ち得ない」、「若い人が入るメリットに市民は期待している」と若い人たちの代弁者としての役割、意義を強調した。
岡山氏は「(市政に)私自身も声を届けたかったが、実際はまったく届かない。今度は届ける方の架け橋になりたい」、柴山氏「世代交代をしようとしているまち」であり、「(燕市を次の世代へ渡したいと考える人たちの)声を届けるのは、同じ世代のわれわれがいちば声も聞きやすいし、一緒に取り組んでいきやすい」と続けた。
選挙戦では今も情報交換を行っているが、それぞれの票を食い合わずに3人が当選するように連携して取り組む。当選すれば3人で会派を構成する考えだ。
新潟県第2区選出の鷲尾英一郎衆院議員が3人を応援していることから、否定的な視点で3人を「鷲尾チルドレン」と、やゆする声がある。。小林氏は「共通項には鷲尾代議士という存在がある」とし、小林氏自身は前回衆院選で鷲尾氏を応援し、柴山氏は鷲尾氏の元秘書であり、岡山氏は立候補にあたり兄を通じて鷲尾氏と知り会いアドバイスを受けていることを話した。
今回の選挙戦でも鷲尾氏を応援演説に迎える予定などもある。柴山氏は「代議士に出ろと言われて出るわけではない」、「後ろに見えるのは仕方ないが、その色だけで戦っていけるとは思っていない」、「まずはしっかりと自分たちで歩いてけるという意気込みでここまで来ている」。
小林氏は「鷲尾代議士から応援していただいている一方では、少なくとも自分たちも鷲尾代議士の議員としての姿勢は応援している」とし、「代議士から燕市議会を何とかしろといったお話しは一度もいただいたことがない」とうわさをきっぱり否定した。
市議会での市長との関係については、市長は市民の支持を受けてその立場にあるので、「市民を尊重しようと思えば必然的に市長の考えを尊重するのは当然」で、「そこにどれだけ市民の力を吹き込めるかがまさに議員にも問われている」と述べた。
(佐藤)