全焼した建物は以前から行政が改善を指導 (2018.10.18)

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18日未明に三条市栄地区の北潟地内で1棟が全焼し、隣りの家の壁を焦がすなどする火災があったが、火が消えたあとも柱が残っていて崩れる危険性があり、中に入って調査することができなかった。建物の所有者の川村勇八さん(86)とは依然、連絡がとれていない。

柱が残っていつ崩れるかわからないため火が消えてからも中を調査できなかった
柱が残っていつ崩れるかわからないため火が消えてからも中を調査できなかった

建物は廃材置き場と思われる建物で、3階建てくらいの高さがあって壁は波板を張り、中には廃材と思われる材木などが積み上げられていた。

合併前の旧栄町の時代に建設された。木造2階建てなら確認申請が必要ない地域だったが、その後、3階部分ができ、構造的な危険性もあったため、県と町で建築基準法に適合するように改修し、安全に維持管理するよう指導し、合併後も県と市が指導を続けてきた。

川村さんは、丸太の柱の根元に基礎を作るなどの対策は行った。しかし、確認申請がいらない形にすると計画書も作成したが、実行はされなかった。火災の1、2日前にも三条市消防本部が防火面から改善を指導したという話もある。

調査は建物を崩して安全性を確保してから行う。

(佐藤)


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