21日告示された三条市長選で無投票で4選を果たした国定勇人市長は明けて22日、午前9時過ぎにふだん通りに登庁。正面玄関前で百人ほどの職員らが出迎え、花束を贈った。
国定市長は大きな拍手に迎えられてやや照れくさそうに笑顔で登庁。若山裕副市長と握手し、受け取った高く掲げて頭を下げた。
市長室でデスクに座った国定市長は「あらためて初心に返ってしっかりと市政を運営したいと思った」。4期目については「広げた風呂敷をしっかりやり遂げていく」、「4期目のぼくの仕事は持続確実なまちをデザインすることだと思っているので、ひとことを有言実行していくことに尽きる」と述べた。
今の心境は「ふつうです。ザ・ふつうです」と国定市長。ただ、職員の歓迎に「12年前を思い出す。それまでは本当に日常だったが、今ちょっとうるっときてる」。
4期目は多選とされるが、「4期目を決めるまではある意味、大きな節目だと思ってうじうじしてたが、決めた以上は今まで通り与えられた任期は4年しかないので、そのなかで全力で疾走していくことだけで言うとさほど変わりはないかもしれない」。結果的に無投票で決まったことには「有権者に、ぼく以外の選択肢が与えられなかったのが残念」と話した。
三条市選挙管理委員会では29日午前10時から市役所で当選証書付与式を行う。
(佐藤)