加茂市・田上町消防衛生保育組合(管理者・小池清彦加茂市長)は22日、県立加茂病院裏手の加茂市青海町1地内に建設した加茂・田上病児保育園の開園式を行い、業務を開始した。
午前10時から、同園の「芝生の庭」で式典を行い、小池市長と田上町の佐野恒雄町長、来賓の元県議会議長の星野伊佐夫県議、秋山修宏県立加茂病院長はじめ両市町の議長、区長会長、小学校長、保育園長など関係者計26人が出席し、開園を祝った。
小池市長はあいさつで、泉田元知事の時代に佐藤邦義前田上町長の発案で計画をスタートさせたと、開園までの経緯を話し、関係者への感謝を述べた。
病児保育園は、病気や回復期などにある子どもを、仕事などの都合によって過程で保育できない保護者に代わり、保育士と看護師が医師と連携を図りながら、一時的に預かる施設。
加茂・田上病児保育園は、建設中の新しい加茂病院とアーケードで結ばれる予定で、主として同病院の秋山修院長が回診する。
保育時間は、月曜から金曜の午前9時から午後6時まで。土、日、祝日および12月29日から1月3日は休園。利用対象は、満1歳から小学6年生まで。利用条件は、病児保育園の利用について医師より同意が得られ「医師連絡票」が発行されていること。
利用料金は、半日500円、1日1,000円。医師連絡票、昼食、着替えなど必要な持ち物がある。
敷地面積は約1,015平方メートル。鉄骨平屋建ての建物は、約1,276平方メートルで、保育室3室、静養室、多目的室などを備える。
問い合わせや申込みは、加茂・田上病児保育園(電話:0256-47-0705)へ。
(坂井)