史上最大の「燕三条ものづくりメッセ」 エリア拡張、会期延長、出展最多 (2018.10.23)

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ことしで5年目の日本海側最大級のものづくり系展示会「燕三条ものづくりメッセ」が24、25、26の3日間、燕三条地場産業振興センター(新潟県三条市須頃1)で開かれる。同センター開設30周年を記念してエリアを拡張、会期を延長し、出展数も過去最多で史上最大の圧倒的な規模でものづくりの技術をアピールする。

「燕三条ものづくりメッセ 2018」ガイドブック
「燕三条ものづくりメッセ 2018」ガイドブック

昨年の251社・団体を上回る261社・団体が出展する。うち61社・団体が初出展。燕三条地域をはじめ、全国各地からものづくり企業が出展する。

台湾から3社が出展し、海外からの出展は初めて。台湾企業によるプレゼンテーションのほか、日台ビジネス交流商談会を開き、自社製品や部品の貿易を希望する燕三条地域企業と日本企業との連携を望む台湾企業が協同して海外での販路拡大を促進する機会とする。

3日間とも出展社によるプレゼンテーションがあり、初日24日は台湾企業がプレゼンテーションする。

設営が進む会場
設営が進む会場

昨年まで会期は2日間だったが、ことしは同センター開設30周年記念で3日間に延長した。すでに昨年は会場いっぱいの出展があり、ことしはさらに多くの出展を受け入れるため、エリアを拡張。昨年まで同センターと三条商工会議所に加え、同センターのメッセピアとリサーチコアの間の駐車場に20×70ネートルの巨大テントを設営して会場に充てたが、ことしはさらにリサーチコア前にも20×40メートルの巨大テントを設営し、全体の広さは2割近く増えてバレーボールコート32面分の5,200平方メートルとなる。

講演会などの座学もある。24日は午後3時半からHILLTOP株式会社東京オフィスの静本雅大支社長が「企業理念(理解と寛容を以て人を育てる)を活かし強い会社をつくる!」をテーマに講演する。

25日は午前10時半から(一社)溶接学会東部支部t(公社)日本材料学会北信越支部による溶接技術講演会「ステンレス鋼およびアルミニウム合金の溶接・接合技術」、午後1時半から(一社)軽金属学会による軽金属学会セミナー「マグネシウム合金基礎技術と活用セミナー」を開催。26日は午後1時半から「ものづくり革新会議」シンポジウム2018を開く。

リサーチコア前に設営した巨大テント
リサーチコア前に設営した巨大テント

昨年に続いて24日午後2時から3Dプリンタ活用コンテストを開く。「クリエイティヴ部門」、「プロテクト・ザ・エッグ部門」の2部門あり、さらに「プロテクト・ザ・エッグ部門」では4mから落下させる一発勝負の「エキシビション」と「通常対戦」があり、合計で9社・団体から23作品がエントリーしている。

さらに初めての試みで写真展「燕三条の職人」を開き、会場内にフォトスタジオウスタが地元の職人たちを撮影した写真を展示する。

燕三条地場産業振興センターが主催し、昨年は2日間で初めて1万人の大台を超す1万1,267人が来場。ブース訪問企業2万7,849社・団体、名刺交換数1万0,768枚、成約件数124件、引合・見積依頼791件、相談等件数1,642件、後日企業訪問等の約束559件で、すべての項目で前年を上回る好実績だった。

会期を1日、増やしたこともあって、ことしも昨年を上回る数字が期待できる。バスを仕立てて見学に訪れる大学なども増えており、幅広い方面から注目を集めている。誰でも入場でき、ものづくりにかかわる人に限らず広く来場を呼びかけている。24、25日は午前10時から午後5時まで、26日は午後4時まで。問い合わせは燕三条地場産業振興センター(電話:0256-35-7811)。

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