2032年度の完工を目指して行われている大河津分水路改修事業に関する情報発信基地「二床(にとこ)工事みえ〜る館」が23日、長岡市野積地内にプレオープンした。
大河津分水路右岸側の野積橋から上流側にあり、約36平方メートルのユニットハウス。中は主にパネル展示で、大河津分水路の概況、改修事業の概要や検討体制、環境保全の取り組み、新第二床の計画諸元、年表のほか、ことし8月に行われた大河津分水路の掘削土砂の活用に伴う国土交通省北陸地方整備局信濃川河川事務所と三条市の覚書締結の写真のパネル展示もある。
4種類の掘削土砂のサンプル展示、ICT技術の活用のパソコンを使った紹介、記念撮影に使えるインスタグラム風のフレーム、、自由に持ち帰れるパンフレットもある。
屋上は展望台で、大河津分水路の河口延長3.3キロにわたって行われている改修事業の全体を一望できる。開館時間は月曜から金曜の午前9時から午後4時まで。ふだんは鍵がかけてあるので、中を見学したい人は入り口に掲示してある現場事務所へ電話すれば担当者がかぎを開けに来てくれる。展望台など屋外部分はいつでも利用できる。
11月中旬までには全体模型の展示や改工後の大河津分水路のようすを目で確かめられるVR(仮想現実)装置も設置し、本格オープンとなる。
(佐藤)