「道の駅 庭園の郷 保内」(加藤はと子駅長・新潟県三条市下保内)に、もしかしたら世界一サイズの巨大苔玉(こけだま)がお目見えした。
苔玉は球状の土にコケを張ったもので、園芸や盆栽で流行している。手のひらに収まるていどの大きさが一般的だが、庭園の郷にある苔玉は、なんと直径2.1メートルのビッグサイズ。大玉送りの大玉どころのサイズではなく、あきれるほど大きい。ギネスブックに申請しようという声も出るほどだ。
昨年、見附市・ネーブルみつけで直径1.5メートルほどある苔玉が製作された。それに触発され、庭園の郷と連携している加茂市・県立加茂農林高校の園芸科に巨大苔玉の製作を打診して一緒に作ることになった。
庭園の郷から車で15分ほどの田上町営羽生田野球場周辺に自生する「ハイゴケ」という種類のコケを生徒と採取し、庭園の郷で作っておいた土台に針金やネットを使って一緒に張り付け、10月19日に完成。文化祭だった27日だけ加茂農林高校に移設したが、それ以外は庭園の郷に設置している。
巨大苔玉と一緒に記念写真に収まる人も多く、インスタ映えも抜群だ。期限を決めずに少なくともコケが元気なうちはそのまま飾っておく。行楽がてらに立ち寄りたいスポットだ。
(佐藤)