新潟県弥彦村では、1日から弥彦神社で弥彦菊まつりも開かれ、県内一の紅葉の名所の弥彦公園では3、4の2日間、紅葉の見ごろを迎えて小春日和に恵まれ、大勢の紅葉狩りの客でにぎわった。
弥彦の紅葉シーズンの入り込み客は、県内一を誇る。弥彦公園の言葉通り紅葉が楽しめる「もみじ谷」では、朱色の「観月橋」付近を中心にごった返し、中国語をはじめあちこちから外国語も聞こえた。
3日は終日、快晴だったが、4日午後から太陽が雲に隠れがちで、小雨がぱらつくこともあった。おかげで観月橋の向こうにかかる虹を拝むこともできた。
弥彦へ向かう道路も大渋滞した。とくに燕市方面から弥彦へ向かう国道289号、通称「弥彦街道」は大鳥居付近から約3キロも渋滞の列が延びることもあったようで、1時間以上も渋滞にはまった人もいた。
多目的施設「ヤホール」ではこの2日間、モンゴルフェアが開かれた。弥彦村とモンゴル・エルデネ村は2016年から友好都市になっており、モンゴルのミルクティーや菓子の試飲試食、モンゴルの民族衣装の試着などが行われた。ヤホール前のテントには飲食を中心に店を並んでお祭りムードだった。
4日は午後からセレモニーが行われ、弥彦山太鼓とよさこい添弥の演奏と踊りの披露のあと、この夏、弥彦村がモンゴルに派遣した中学生6人がモンゴルの文化や食事、ホームステイ先での交流について発表を行い、新潟市に住むモンゴル出身のオユンバートルさんが妻の冨井愛さんのピアノ伴奏で馬頭琴の演奏を披露した。
また、駐日モンゴル大使館の特命全権大使となったダンバダルジャー・バッチジャルガル大使が初めて弥彦村を訪れ、モンゴルとの交流に感謝するとともに「お招きいただき大変、光栄。このフェアを通じて皆さんからもっとモンゴルに引き続き関心、興味をもってほしい」と話した。
もみじ谷のモミジはまだ緑の葉も多く、次の週末も十分に紅葉が楽しめそうだ。
(佐藤)