「文化の日」の3日、三条市は三条市中央公民館で平成30年度三条市表彰式を行い、市政の進展や文化の向上など10分野で64人と1団体を表彰した。
表彰を受けたのは、地方自治功労6人、社会福祉功労2人、保健衛生功労3人、産業功労2人、教育または体育功労9人、科学、芸術または文化功労4人、防犯または防災功労31人、市民の模範となる善行(人命救助)2人、寄付功労1人と1社、特別表彰4人。
式典には、被表彰者のうち33人が出席。特別表彰は4人のうち大竹さんのみが出席。昨年に続いてチェロとピアノの生演奏の流れるなか、功績と名前を呼ばれて登壇した被表彰者ひとり一人に、国定勇人市長が「おめでとうございます」や「ありがとうございます」と言葉を添えて表彰状を手渡した。
被表彰者の年齢は、9歳から83歳。最年少は全日本スノーボード選手権大会(ユース男子の部)で優勝した村上広乃輔くん(9つ・小学3年)=東鱈田2=(大会当時、8つ・小学2年)。これまで最年少だった小学4年生(平成27年表彰の銃剣道競技全国大会上位入賞)を下回り、1987(昭和62)年から続く同表彰史上最年少となった。国定市長は、「オリンピック目指してがんばってください」とことばを添えていた。
今回、小学生の表彰は、村上くんのほか、全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦で上位入賞した斉藤鳳人くん(10・小学5年)=栗林=の2人だった。
特別表彰は、「将棋駒(竹風駒)の製作に精励するとともに将棋文化の振興に貢献」した大竹日出男さん(74)=北四日町=、ワールドカップ(サッカー競技に出場し、スポーツ振興の気運の高まりと市民の誇りの熟成に貢献したサッカーの酒井高徳さん(27)、ワールドカップ(スキー競技)に出場した須貝龍さん(26)=麻布=、アジア競技大会(カヌー競技)に出場した當銘孝仁さん(25)=西大崎3=の4人。酒井さんは、2012年のロンドン五輪サッカー男子出場による表彰以来2回目の特別表彰だった。
(坂井)