新潟県三条市の歴史ある繁華街「本寺小路(ほんじこうじ)」の中心地にこの秋、肉とワインを堪能できるフランス風居酒屋「NIKU BISTRO EIGHT」(三条市本町2-4-13)がオープン。これまで本寺小路になかったようなおしゃれな空間で人気を集めている。
本寺小路と実盛寺新道の交差点の角に建つビルの1階。以前は寿司店「写楽」があった最も人通りの多い場所に位置する。重厚な壁の角に輝く「8」の字がひときわ目立つ。
大きな扉を開くと照明をおさえた店内が落ち着いた印象だ。25席とコンパクトだが、奥にある古い木製のどっしりしたカウンター席がユニーク。両側に席があって対面して座ることができる。相席のように知らない人が同士が席を並べ、自然に出会いや会話が生まれる。
料理は肉をメーンに、ワイルドに手で持って食べるイメージだ。まず味わいたいのが「肉盛り」2,980円。ローストポーク、ローストビーフ、骨付きスパイシーチキン、野菜、薬味の2〜3人前のセットで、豪快に炭火で焼き上げた絶品だ。
ふわふわで特製ソースと組み合わせた「天使のオムレツ」(780円)、3種のフレーバーから選べるニューヨーク・ブルックリンスタイルの新食感フライドポテト「リボンフライポテト」(580円)、ほかにもソーセージ、生ハム、チーズのそれぞれ盛り合わせやアヒージョ、シーフードのカルパッチョやムール貝の白ワイン蒸し、パスタやピザなどをそろえる。
デザートの「植木鉢」(580円)は、緑の芽が出た植木鉢にしか見えない。中身は実際に味わってのお楽しみ。ほかにもその日に調達した材料で限定メニューを用意することもある。
料理と組み合わせるワインは約20銘柄を用意。ボトルで2千円から上は6万円のカリフォルニアワイン「オーパスワン」までそろえ、肉料理とワインのハーモニーを存分に楽しめる。
また、パーティーや貸し切り二次会プランにも対応。料理は2,500円、3,500円、4,500円の3コースに加え、飲み放題が90分1,500円と120分2,000円のコースも用意している。
店主の高山大佑さん(27)は飲食業界に入って8年目。スタッフも20代、30代と若い。本寺小路を若者が真ん中から盛り上げていきたいという思いがある。若い女性が男性を連れて来るようなイメージでデザインした。
ひとり3千円から5千円、6千円くらいの予算で楽しめるように価格を抑えた。「おしゃれな感じですが、ちょっと飲みでも、じっくり何時間でも、気軽に足を運んでほしいですね」と高山さんは来店を待っている。
【NIKU BISTRO EIGHT】
〒955-0071 新潟県三条市本町2-4-13 1F
電話:0256-35-5585
営業時間:17時-25時(月-金曜)、16時-25時(土、日曜)