「立冬」の7日、三条市で三条市域除雪機械安全運行祈願祭と合同除雪機械出動式が行われ、道路除雪を担当する業者など約70人が出席し、今冬の安全運行を願った。
午前10時から三条市厚生福祉会館で三条市建設業協会(外山誠一会長)主催の安全運行祈願祭を行い、続いて三条市が出動式を行った。
出動式は、6台の除雪車を前に、国道、県道、市道の除雪を担当する業者や市職員が整列。国定市長があいさつし、「ことしの1月、2月の大雪では、本当に多くの市民の皆さまにご迷惑と不快な思いをさせてしまったと深く強く反省をしている」とはじめた。さらに、その市民のなかの不満は行政に向けられるべきもので、除雪作業にあたった皆さま方の責任ではないと断言。
春から関係機関と除雪のありようなどについて検討しているとし、「おそらく、わたしたち行政と市民の皆さま方とのコミュニケーション不足により、信頼関係の構築ができなかった」と昨冬の反省をふまえ、除雪車の活動状況をリアルタイムで知ることができるシステム作りを整えているところと、全除雪車にGPSを搭載してウェブ上で公開するシステム運用についてふれた。
「皆さま方の働きが、やれども不満が募る姿から、やればやっただけ市民の皆様方に喜ばれる本来あるべき姿を取り戻していきたい」と述べ、「大変厳しい冬の作業になるが、ことしも去年もおととしも変わることなく除雪作業に取り組んで頂きたい」と激励。
三条地域整備部長、三条警察署長、自治会長協議会長のあいさつに続き、国道、県道、市道の除雪者を代表して3人が安全宣言を宣誓。塚野目保育所の年長児が、手作りした「安全祈願」の特大の鍵を3人に手渡し、「けがをしないように、ゆきかき、がんばってください」とそれぞれの首に大きなお守りをかけて安全を願った。
(坂井)