10日、三条市総合福祉センターで「2018ワーク&ライフセミナーin県央」が開かれ、保存可能な食品の寄付を受付けるフードドライブキャンペーンや、「共生社会とフードバンク」をテーマにした高見優フードバンクにいがた理事長の講演会などが行われる。
県央地区労働者福祉協議会(海津武彦理事長)を中心にした実行委員会が主催し、9月に活動を開始したフードバンク県央センターの事務局を務めるNPOさんじょう(川瀬和敏代表)などが共催。
午後0時半から1時半までフードライブキャンペーンを行い、1時半からの開会あいさつに続き、3部構成でセミナーを行う。
第1部は、午後1時45分から2時50分までの「講演会」。「共生社会とフードバンク」をテーマに、特定非営利活動法人フードバンクにいがた=本部事務局・新潟市中央区=の高見理事長の講演を聴く。
第2部は、「こども食堂、生活困窮援事業他の活動発表」。3時から、三条市のわくわく食堂、みんなの食堂、おひさま食堂、燕市のつばめ地域食堂、みんなの食堂(白山町)の計5つのこども食堂が、日ごろの活動や困っていることなど現状を発表する。
4時から「生活困窮支援事業パーソナル・サポートセンター事業」について、新潟市パーソナルサポートセンターの海老原勝主任相談支援員が講師。4時45分から「フードバンクにいがた県央センター」設置とお願いを、同センター事務局NPOさんじょうの小林淳事務局長が説明。第3部は、会場を移動して交流懇親会を開く。
1部の講演会と2部の活動発表などは、入場無料で、だれでも参加できる。
また、午後0時半からキャンペーンを実施する「フードドライブ」とは、家庭で余っている食料品を持ち寄り、食品の確保が困難な人を支援するための活動。「食べ物を集める運動」という意味で、家庭にある食品をさまざまな機関や団体が拠点となって食品を集め、その食品をフードバンクにいがたなどの支援団体が生活に困っている人や福祉施設などに寄付している。
この日のフードドライブキャンペーンは、セミナーにあわせて臨時の受付場所を開設するもので、受付ける食品は、コメ、缶詰、乾麺、レトルト食品、調味料など常温補完が可能な未開封のもの。賞味期限が1カ月以上あるもの。1合、1個から受け付ける。賞味期限切れや冷蔵・冷凍が必要な食品、食品以外の物品は受付ない。
問い合わせは、フードバンクにいがた県央センター事務局のNPOさんじょう(三条市総合福祉センター1階、電話:0256-34-8960)へ。