燕市教育委員会と燕市内の茶道の先生で作る燕茶道友の会(佐藤宗和会長)は18日、燕市中央公民館で第11回燕市民茶会を開き、秋晴れに恵まれて3席に延べ489人が参加て秋の茶会を楽しんだ。
燕茶道友の会会員が回り持ちで席主を務めて毎年開かれている秋の茶会。裏千家の第1席に175人、石州流の第2席に159人、前茶道東阿部流の点心席に155人が参加した。
青空が広がる小春日和とあって和服の参加者が目立った。第2席は石州流の近藤佑清庵(こんどう ゆいせいあん)さんが席主を務めた。いす点前(てまえ)の立礼(りゅうれい)。菓子の名は「木枯し」、年の瀬が迫るなかでことしのえとの戌(いぬ)にちなんで香合は「犬張子」をはじめ、茶道具にさまざまな趣向を凝らした。
参加者は日常を忘れてゆったりした時間の流れと秋の趣を茶とともに味わっていた。
(佐藤)