新潟県加茂市と加茂郷菊花同好会(安中朝次会長)主催の「第15回加茂菊花展〜菊香る越後路」が25日まで加茂市長谷の冬鳥越スキーガーデンで開かれており、約200点のキクの花が競うように咲き誇っている。
以前は加茂市の青海神社を会場に開かれていたが、展示場所が手狭なため冬鳥越スキー場に会場を移して毎年開かれている。
ことしも加茂市や燕市、五泉市、新潟市の南区と秋葉区などのキク愛好者が管物三幹、厚物三幹、厚物二幹、七幹立、中菊、懸崖、木付け、盆栽、だるま・福助・切花の8部門に出展し、審査を行って部門ごとに受賞の札を下げて展示。最高賞の市長賞には懸崖の部門で優勝した渋谷忍さん(白根)の「大黄丸」が輝いた。
この菊花展は、木の裏側から小菊を植え込んで仕立てた木付けが多いのが特徴。迫力ある子どもの背丈ほどの大きな木付けが10点ある。菊香に満たされた会場を訪れた人は「おもしろいわね〜」と趣向を凝らしたさまざまな仕立てに感心して見入っている。毎日午前9時から午後5時まで、入場無料。
(佐藤)