燕市に拠点を置く少年サッカーチーム「吉田サッカークラブ(吉田SC)」(本田厚信代表)は19日、鈴木力燕市長を表敬訪問し、全日本U-12サッカー選手権大会新潟県大会で準優勝し、続く北信越U-12サッカー選手権大会で11位となった戦績を報告した。
JFA第42回全日本U-12サッカー選手権大会新潟県大会は県内から138チームが出場して11月3日まで県内各地で行われ、吉田サッカークラブは決勝で新潟市寺尾の「clubF3」に敗れて優勝、全国切符を逃したものの、この大会ではこれまでのベスト8が最高だったが、それを上回る準優勝を飾った。
この大会で3位以上になった「clubF3」、阿賀野市の「水原サッカー少年団」とともに新潟県代表として11月17、18日と福井県坂井市で行われた2018フジパンCUP第17回北信越U-12サッカー選手権大会に出場した。大会には北陸5県から3チームずつに加えて開催地の福井県から1チームの計16チームが出場してトーナメントで競った。
吉田サッカークラブは1回戦で「アンテロープ塩尻ジュニア」(長野県1位)に3-4で敗れ、続いて「旭丘フットボールクラブ」(石川県1位)に2-2(PK3-2)で勝ち、「ヴァリエンテ富山ジュニア」(富山県1位)に2-2(PK6-7)で負け、「敦賀FCフレンズ」(福井県1位)に3-0で勝った。その結果、16チーム中11位となったが、4試合すべてで各県1位と対戦して2勝を上げる称賛に値する内容だった。
表敬訪問は、緑のユニホームを着た出場選手10人と保護者、本田厚信代表、飯塚和明監督、石田敦コーチ、燕市サッカー協会の板谷健二朗会長、燕市の子供達のサッカーを支援する会の青柳修次代表らが市役所を訪れた。
石田コーチが試合結果を報告。キャプテンの鈴木龍太郎君は「どこの県のチームもとても強く、自分たちより1枚も2枚も上手で通用しない部分もあったが、その敗戦をばねに次の大会につなげていきたい」と話したほか、「次のフットサルの大会や中学の試合へもつなげていきたい」、「北信越大会を通じていっぱいほかのチームから学んだ」、「反省点がいっぱいあったのでそれを修正して次につなげたい」などと話した。
本田代表は「フジパンカップは、負けはしたもののすべての県の1位と戦って2勝している。これは素晴らしい結果」と評価した。鈴木市長は「全日本U-12で新潟県2位、クラブの歴史上、最高の成績を収めたこと自体はまず大いに胸を張るべき。きのうの悔しい思いをばねにもっともっと成長してもらいたい」「これから一生懸命、努力すればもっともっと伸びると思うので、大きな夢に向かってきのうの悔しさをばねに大きく飛躍してもらいたい」と期待した。出場選手は次の通り。すべて小学6年生。敬称略。
▲山口航(粟生津小)▲松本里咲(燕西小)▲保科巧(弥彦小)▲高橋来翔(弥彦小)▲堀翔太(小中川小)▲石田大空(粟生津小)▲鈴木龍太郎(吉田南小)▲田中結羽(粟生津小)▲外山重哉(粟生津小)▲鷲沢柊哉(吉田小)
(佐藤)