新潟県三条市の一ノ木戸商店街で21日、毎年恒例のアーケードの清掃活動が行われ、商店主や地域住民が参加して全長600mのアーケードの蛍光灯や天井などの汚れを拭き取った。
一ノ木戸商店街は、道路を挟んで左右各400m、計800mのアーケードが整備されている。2005年に老朽化に伴って改修された木造りで和をイメージのアーケード。
その下に並ぶのは、営業している店舗だけでなく、空き店舗や住宅、駐車場などもある。アーケードの維持・運営は、4つのブロックに分けて、林町が2ブロック、仲ノ町、神明町が1ブロックずつ行っている。ことし10月には古くなった支柱の色を塗り直すなど、環境美化に努めている。
毎年、この時期にアーケード全体の清掃活動を行っており、この日は午後5時から実施し、商店主、地域の人、これから同商店街に出店する人、市職員など40人近くが参加。脚立やほうき、雑巾などを手に、商店街を移動しながら作業を行った。
アーケードの天井をホウキではいてすすやほこりを落とす人、脚立に上って蛍光灯を拭く人、雑巾を洗ってしぼる人、支柱に設置された照明を拭く人、落ちたごみをはく人など、手分けをして手際よく作業を進めた。
蛍光灯は、1本1本はずして拭き、再び点灯させたアーケード内は、いちだんと明るくなっていた。
この清掃活動は、掃除をしてきれいにすることはもちろんだが、商店街の環境整備に関心を持ってもらうことや、同じ地域に暮らす参加者同士の交流も大きな目的という。
(坂井)