新潟県三条市は、同市栄地区に造成している工業流通団地の分譲を12月3日から来年2月28日まで公募する。あらかじめ区画を決めるのではなく、企業のニーズに対応したセミオーダー方式で分譲価格は坪単価約5万円を想定している。
栄スマートICに接する北陸自動車と国道8号にはさまれた交通利便性の高い地域で、住所は福島新田、福島新田丙、福島新田丁、一ツ屋敷新田、若宮新田地内。総面積は33.4ヘクタールで、分譲開始時期が2020年度中のAブロック約21ヘクタールと、21年度中のBブロック約13ヘクタールに分かれる。
国定勇人市長は、27日行った記者会見で、坪5万円の分譲価格は概ねの価格の水準で、その後は相対で決めていくが、「関東方面の相場の半値以下で近隣の工業団地に十分に対抗できる価格」とした。
4年前に三条商工会議所が行った工業流通団地の取得のアンケートで手を上げた企業に昨年、あらためて取得の意向を確認し、「予定している面積が100%全部、埋まるというものではないが、ほぼ満足いける状況に引き続き企業から関心をもっていただいている」と述べた。
(佐藤)