立ち技格闘技「RISE(ライズ)」のRISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級(60kg)で新人王に輝いたスポーツ道場「KAGAYAKI」(伊達皇輝代表・新潟県燕市吉田法花堂)所属の石月祐作さん(28)=三条市桜木町=が27日、鈴木力燕市長を表敬訪問した。
石月さんは以前からキックボクシングなど立ち技の格闘技に興味があり、プレス会社に転職して時間に余裕ができたことから2015年10月にKAGAYAKIに入門。16年11月に全日本トーナメントで3連勝してアマチュア日本チャンピオンを獲得。17年8月にキックボクシングのメジャー団体であるRISEでプロデビューし、判定勝ちを飾った。
今回、新人王を獲得した大会では、新人王トーナメントでことし4月の1回戦で2ラウンドKO勝ち、8月の準決勝で3ラウンドKO勝ち、11月の決勝で2ラウンドKO勝ちといずれもKOで勝利し、優勝。今大会では全階級を通じてすべてKO勝ちしたのは石月さんだけだった。
11月2日の決勝で会場の東京・後楽園ホールのリングを見下ろした石月さんは「集中力が一気に増し、緊張感が違いました」と試合前を振り返る。しかも決勝の相手は互いにプロデビュー戦として戦ったのと同じ砂川貴洋選手(HAYATO GYM)との再選になった。
デビュー戦は激しいダウンの応酬の末に石月さんが判定勝ちしており、リベンジに燃える砂川選手に「面と向かって俺は1年間、待っていたと言われた」と石月さん。「代表が喜んでくれたのがいちばんうれしい」と話した。
KAGAYAKI代表の伊達皇輝さん(43)は「ランキングに入れたので、これから徐々にランキングを上げていってほしい」と期待の新星に目を細めた。
(佐藤)