新潟県燕市で13日に東部学校給食センターが提供した給食を食べた小中学生27人が息苦しさやかゆみを訴えた問題について仲野孝燕市教育長は29日の記者会見で、原因はまだ特定できていないが、「食物アレルギーの可能性は低い」との見方を示した。
仲野教育長は13日以降の経過や対策について話した。最初に症状の出た2人の小学生に食物アレルギーはなく、血液検査で食物アレルギー由来の症状でないこともわかり、食物アレルギーの可能性は低いとみられる。
22日から長岡市の環境衛生中央研究所でアレルギー7品目と化学物質、汚染指標菌、食中毒菌の項目で検査を行っており、1週間から2週間で結果が出る見込みとした。
この会見に先立って行われた鈴木力市長の記者会見で鈴木市長は「しっかりと原因を専門機関を通じて特定していく作業をしっかりやっていただきたい。そのうえで何らかの改善が必要なら早急に改善する必要がある」とした。
(佐藤)