NPO法人県央地域に舞台芸術を育む会は、12月2日午後3時半から加茂文化会館で、県内では珍しいオーケストラの生演奏による第7回バレエ公演「くるみ割り人形」全二幕を行う。
同会は、県央地域に子どももおとなも舞台芸術を楽しむ環境をつくり、広めたいと2012年にバレエや音楽を愛する県央地域の市民で結成。これまで「くるみ割り人形」、「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」のチャイコフスキー三大バレエの演目で、公演を行い、今回7回目。
今回も中央からゲストダンサーを迎え、「JFB+Hかむろ真鶴」(長岡市)、「アキコバレエアソシエイション」(三条市)、「加藤綾子バレエ研究所」(燕市)など地元スタジオのダンサーが出演する。演出・振付・構成は、小林明子さん、加藤綾子さん。
オーケストラの指揮は、冨田実里さん。冨田さんは、イギリスのイングリッシュ・ナショナル・バレエ、バーミンガム・ロイヤル・バレエに客演指揮者として出演。日本では、井上バレエ団、NBAバレエ団など多数の公演指揮を受け持ち国内外で活躍。2017年より新国立劇場バレエ団指揮者。
演奏は、育む会フィルハーモニックアンサンブル。合唱は、Vocal Communicationこしひめ。会場の加茂文化会館には、オーケストラピットが設置されており、オーケストラは、ステージ前の座席を取り外すと現れるオーケストラピットでの生演奏になる。
「くるみ割り人形」は、聖夜を舞台に幻想的なメルヘンの世界が繰り広げられる。バレエを見たことのない人でも、子どもたちのかわいい演技やプロの美しさ、衣装や舞台装置など、オーケストラの音楽とともに、さまざま角度から楽しめるステージだ。
(坂井)