株式会社テーエム(渡辺竜海代表取締役・新潟県三条市金子新田)は、全国的にも珍しいステンレスの黒染め技術を生かした自社ブランドのテーブルウエアシリーズ「96[KURO]」を28日、発売した。
第1弾でプレート3種とタンブラー1種を開発、発売した。価格はプレートが税抜き1,800円、3,300円、4,800円、タンブラーは5,200円。
「黒染め」は塗装と違って金属そのものの色を変色させる人体に影響のない染色技術。ステンレスの黒染めを手がけるところは少ない。金属のテーブルウェアはステンレス素材そのものの銀色の製品が主流だが、黒一色なので料理とのコントラストが美しく、おいしさを引き立てる。
テーエムは1960年の創業以来、委託された機械部品や作業工具、日用品などの黒染めを手がけてきたが、これが初めてのオリジナルブランド。家庭や飲食店における食事シーンを変えていくという。
(佐藤)