来春の中学校入学に向けた学生服の試着・予約会「第3回新入学フェス」が12月8日(土)、9日(日)の2日間、三条商工会議所で開かれる。
総合衣料卸の株式会社坂井達三商店(坂井秀三社長・三条市旭町2)をはじめ連携する事業者と実行委員会を組織して開く。坂井達三商店は富士ヨット学生服の代理店だが、小売店ではないのでここでは予約を受け付け、あとで同社と取り引きのある販売店を紹介して購入してもらう。
男子の学生服はどの学校も一緒だが、女子は三条市の第一中、第二中、第三中、第四中、大島中、本成寺中、燕市の燕中、燕北中、分水中、弥彦村の弥彦中の制服に対応する。
会場で制服上下を予約すると、特典として販売価格が5千円引きとなるうえに、ワイシャツ2枚をプレゼント。プロカメラマンによる記念写真撮影もあり、中学生になる本人はもちろん、家族で写っても構わない。
実行委員会を組織するのは、坂井社長が燕三条青年会議所の会員同士でつながった三条市内の仲間が中心。「とんかつ三条」は来場者全員にプレゼントするカラフル綿あめを作り、「ベジテーブル」は飲食コーナーでコーヒーやスイーツを販売。「トキワ印刷」はちらしを作成し、「フォトスタジオウスタ」は写真撮影を担当する。
「立心ゼミナール」は大学進学の必要性、携帯電話の利用時間と学校の成績、受験勉強を始める時期などを12分にまとめた動画を上映し、「bibanon(びばのん)」は告知と制服の販売を行う。
初参加の「石山木工所」は会場で待つきょうだいのために木っ端を使って無料でクリスマスツリーなどを作れる木工のワークショップを行い、「VIVA」は1回200円からのオリジナル缶バッジ作り。ほかにも塗り絵やストラックアウトのあそびのコーナー、地元企業によるキッチンウエアのグッズの販売、中学校入学にかかる費用の情報提供、菓子をプレゼントするスタンプラリーもある。
毎年、制服を試着してレッドカーペットを歩くイベントが人気だ。子どもの成長を見越して大きめの制服を買うことが多いが、試着ではジャストサイズの制服を着てレッドカーペットを歩くことができる。
子どもは両親へのメッセージを書いたボードを掲げて登場する。坂井社長は「そのときの親の顔を見ているとうれしくなる。その姿が家族みんなの印象に残ってくれればいいなと思っている」と仕事抜きの喜びを感じている。
ことしで3年目になり、対象の中学生の数で1回目は50人、2回目は70人ほどが来場しており、ことしは100人が目標。予報では天気は悪そうだが、坂井社長は「会場でゆっくり過ごしていってほしい」と気軽な来場を待っている。8日は午前10時から午後7時まで、9日は午後5時まで、入場無料。