農業機械の販売や緑化事業、スポーツ施設管理を手がける株式会社丸富(柴山昌彦社長・新潟県三条市若宮新田)は、ことしで指定管理者となって11年目の三条市総合運動公園(三条市月岡4)の芝生広場に休憩所を設置して三条市に寄付した。
12月11日午後、丸富の柴山社長と休憩所を設計した有限会社高橋空間設計(三条市大島)の高橋清代表取締役、建築した有限会社ヤマセン(三条市荒沢)の渡辺良三代表取締役が市役所を訪れ、柴山社長から国定勇人市長に目録を手渡した。
休憩所は芝生広場のトイレのそばに建てた。木造平屋建てで壁はなく片流れ屋根で、広さは4.7×8.2メートルで38.4平方メートル、総費用は約300万円。芝生広場には雨よけがなく、急に雨が降ったときに雨宿りできる場所になればと建設、寄付したものでバーべーキューの受け付け場所としての利用も想定している。
柴山社長は「自分たちでできることを市民がやったらいい。それがソーシャルキャピタルの醸成につながっていく。大きなことをするよりも一人ひとりが自分のできることをやっていく」、「それが本当のまちをつくっていくことにつながる」と話した。
(佐藤)