プロ野球・東京ヤクルトスワローズの現役一軍選手を講師に迎え、新潟県燕市内の小学生を対象にした野球教室「つばめ野球クリニック」がことしも16日、スポーツランド燕で開かれた。ことしは初めて川端慎吾内野手も参加し、翌17日は燕市立燕南小学校で小学校を対象にした野球教室も開かれた。
「燕(ツバメ)」つながりでヤクルトとコラボレーション事業を進める燕市で毎年、行われている野球クリニック。一昨年、昨年と参加している左のエース石川雅規投手と雄平外野手、それに2015年に首位打者を獲得している川端選手も初めて加わり、3人が来燕した。
燕市内13の少年野球チームから小学生球児217人と指導者53人が参加。フットワークやキャッチボールの練習から始め、燕戦士らはキャッチボールでは「ただの肩慣らしだと思わないように。基本だから」、「縫い目の部分に指をかけるように」と練習に向かう心構えや練習のポイントを説明した。
選手が軽く投げても子どもたちが全力で投げてもかなわないほどの球速やグローブに収まるときの大きな音に子どもたちは驚き、目を輝かせて見入った。選手とのキャッチボールにはドキドキで、プロ野球選手から何かを吸収しようと真剣に指導を受けていた。
例年、土、日曜の2日間の日程だったが、ことしは都合で日、月曜となったこともあり、翌17日の月曜は燕南小学校で初めて小学校対象の野球クリニックを行った。
対象は5、6年生70人。いつもの野球クリニックは野球少年が対象だが、こちらは野球経験のない子どもの方が多く、当然、指導の内容も異なった。
児童から選手に質問するアイスブレークのあと、石川選手が投げる変化球を見てもらったり、打席に立つ感じを体験してもらったり。児童はグローブもないので柔らかいボールでキャッチボールを行うなどして児童に野球の楽しさを伝えた。
(佐藤)