新潟県燕市の燕市立分水北小学校の5年生24人は12月17日、学校教育田で育てた特別栽培米、その名も「分北米(ぶんきたまい)」をJR燕三条駅に新幹線で降り立った人たちに配布し、地元分水地区をPRした。
つばめキッズファーム事業として毎年、5年生が学校教育田でコメ作りを体験している。一方で総合学習の時間に地元の国上山の自然や動植物も勉強しており、昨年初めて燕三条駅での分北米の配布を行い、ことしで2年目になった。
ことしは学校教育田で約150キロを収穫。午前に3本の新幹線を降りた人にファスナー付きのプラスチックバッグ3合入りの分北米80袋を配布した。この秋はTBS日曜劇場「下町ロケット」の大規模ロケが燕市で行われたが、学校教育田はその撮影が行われた田んぼからも近く、「下町ロケット米」、「とのむら家のお米」とアピールしたくなるコメでもある。
5年生は燕市観光協会が用意した真っ赤なベストを着て改札前に立ち、分北米の紹介を書いた模造紙を掲げ、「分北米です」、「わたしたちが作ったお米です」と声をかけて手渡した。改札前に並ぶ小学生の勢いに圧倒される人もいたが、思いがけない子どもたちからのプレゼントににっこりだった。
あわせて燕市観光協会は、この日からスタートした来年4月21日開催の「第77回分水おいらん道中」参加者募集もPRした。
(佐藤)