大ヒットが続く英国のロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』に感化され、もっといい音でたっぷりとクイーンの曲を聴きたいと、12月22日(土)午後8時から新潟県三条市の空き店舗で「本寺小路 Queen in the House!」が開かれる。
会場は三条市の繁華街にある旧「スナックまりも」(三条市本町2丁目3-6)の空き店舗。特にDJは行わない、映画のサントラを含め、できるだけリクエストに応えてクイーンの曲をかける。再生機器には三条市のスピーカーメーカー「HASEHIRO AUDIO」の高音質スピーカーを使用。映画館を超えるサウンドで全身でクイーンを感じる。午後11時までの予定。
企画したのは世界に知られる高級なつめ切りを製造する三条市の株式会社諏訪田製作所で働く水沼樹さん(26)。水沼さんはリアルタイムでクイーンを聴いた世代ではないが、2年ほど前から会社の飲み会で三条市内のバーでみんなでクイーンを歌ってテンションを上げるのが定番になっている。そのうちに自然とクイーンが好きになった。
11月後半に友だちを誘って2人で『ボヘミアン・ラプソディ』を鑑賞。その感動をみんなに伝えたいと、それから1週間後に今度は会社の仲間を募ってクイーン世代も含む4人で2回目の鑑賞をした。
それでも満足できず、今度はいい音でどっぷりとクイーンサウンドに浸りたいと、今回のイベントを企画した。会場は三条市の中心市街地拠点施設「TREE」のスタッフが以前から時々、DJイベントなどで活用していることから、そのつてで借りることができた。
入場は無料でドリンクはすべて1杯300円で販売するが、つまみを含めて持ち込みも可。フレディ・マーキュリーのコスプレで来た人にはドリンク1杯のサービスもあり、非営利イベントなので利益はすべてチャリティーとする。
「クイーンは世代を選ばずみんなに親しまれてきたバンド。あらためて思い返すと、父が休日に家でクイーンを聴いていた」と水沼さん。「気軽に友だちと飲む延長くらいな感じで来てほしい。クイーンにすごく詳しい人も来てくれるかもしれないが、この機会にいろんな人と交流したい」と話している。問い合わせは水沼さんへメール(tatsudx@yahoo.co.jp)で。