三条商工会議所青年部(曽根忠幸会長)は21日、13万円近くを寄付した8月に続き、平成30年度7月豪雨義援金として寄せられた募金約8万円を日本赤十字社三条市地区(地区長・国定勇人市長)を通じて寄付した。
午後4時半に、曽根会長と小柳明専務理事、長谷部良明広報委員長の3人と、募金の呼びかけに活躍した同青年部所属のご当地ヒーロー「燕三条戦隊 カジレンジャー」の「鍛冶屋の炎 カジレッド」と「磨きの心 カジブルー」の2人も市役所を訪れ、若山裕副市長に79,415円の目録を手渡した。
前回8月の寄付は、7月に開催したOB交流会の会場で募金を呼びかけたもの。今回は、市内の飲食店やスーパーなど8カ所に設置していた募金箱とカジレンジャーショーの開催時に寄せられた善意の合計を届けた。
若山副市長は、三条市を襲った7.13水害から15年が経過して、その後に生まれた子どもたちはすでに中学生になり、7.13水害を知らない子どもたちも増えていると話したが、副市長自身は「昨日のことのように思い出します」。
自宅や会社が浸水して大きな被害を受けた曽根会長や小柳専務理事も、工場の大掃除をするといまだに当時の土が出てくることなどを話した。「僕らも水害の被害にあっているので、被害にあわれた方たちの気持ちがわかりすぎるくらいわかります」と被災地を気遣い、鍛冶レンジャーとともにポーズを決めてエールを送った。
(佐藤)