クリスマスカードに代えて野球場のスコアボードに子どもたちの光り輝くメッセージをと23日、新潟県三条市の三条パール金属スタジアムのスコアボードにことしも子どもたちの思いや願いを込めたメッセージが表示された。
毎年、三条市内の保育園、幼稚園の年長児を対象にメッセージを募集し、無料でスコアボードに表示している。ふだんならスコアボードの使用は1時間に800円かかるが、この日は無料。以前はプロポーズを表示した人もいた。
ことしは三条パール金属スタジアムに近い保育園、幼稚園を中心に71人が申し込んだ。午後4時から8時まで、大まかに園ごとに時間を決めて順番にメッセージを表示したほか、来場してリクエストがあればすぐにその子どものメッセージを表示した。
あいにくの雨降りで会場を訪れる人は少なめだったが、今の時期は風がないだけまだまし。霧がかかってナイター照明をつけた球場は遠目にも幻想的な雰囲気に。親子で暖かい部屋から窓越しに眺めたり、せっかくだからと外野の芝生に傘を差して見る家族もいた。
スコアボードの得点や選手名を表示する電光掲示板に「クリスマスケーキがたべたい」やことし6月にグランドオープンした上越市立水族館博物館の影響か「おおきくなったらすいぞくかんでさかなのけんきゅうをしたい」、お母さんがうるっとくるような「いつもおりょうりをつくってくれてありがとう」もあった。
(佐藤)