大ヒットが続く映画『ボヘミアン・ラプソディ』で描かれた英国のロックバンド「クイーン」のヒット曲を高音質で聴いてみんなで盛り上がろうと12月22日夜、新潟県三条市の空き店舗で「本寺小路 Queen in the House!」が開かれた。
企画したのは、世界に知られる高級なつめ切りを製造する三条市の株式会社諏訪田製作所で働く水沼樹さん(26)。同社の飲み会は最後にバーでみんなでクイーンを歌ってテンションを上げるのが定番で、映画は同僚も誘って2回、鑑賞した。
それだけに飽き足りず、今回のイベントを開いたもので、三条市の中心市街地拠点施設「TREE」のスタッフが活用している三条市の繁華街のスナックの空き店舗を借り、三条市のスピーカーメーカー「HASEHIRO AUDIO」の高音質スピーカーを借りてクイーンの曲を流した。
クイーンのコスプレをするとドリンク1杯サービスとしたこともあり、リーダーのフレディ・マーキュリーやギターのブライアン・メイにふんして来場する人も。多いときは20人近くで店内はぱんぱんになった。
途中から諏訪田製作所の小林社長が白いタンクトップにサングラス、英国のユニオンジャックを羽織って登場。期待を裏切らない見事ななりきりぶりでいちばんの盛り上がりを見せた。「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディのピアノのピアノを弾く姿をまね、「ライブ・エイド」のサウンドトラックではフレディとの観衆との掛け合いで絶叫した。
上はリアルタイムで聴いて育った50代の生粋のクイーンファンから、下は親がクイーンを聴いていたという20代まで幅広く、みんなでクイーンのヒットナンバーを大合唱して時間を忘れて過ごしていた。
(佐藤)