町工場がひしめく新潟県燕市。ものづくりのまちの魅力を発信し、リピーター獲得につなげようと一般財団法人燕市観光協会では、燕の工場の情報をカードにした「燕工場カード」を作成した。
燕市観光協会では2015年4月から産業観光ナビゲーターを配置し、育成し、主に団体向けに市内工場をめぐる産業観光を受け入れ、案内している。このナビゲーターを活用して見学した人に燕工場カードを配布する。
現在、見学先は市内18工場。そのうち遠藤工業、大泉物産、玉川堂、サミット工業、燕物産、藤次郎の6工場のカードを作成した。名刺サイズで表には各工場で撮影した写真、裏には各社の沿革などの情報を記載する。
働く人を対象にしたカードはほかにもあったようだが、工場をカードにしたのはおそらく全国でも初めて。鈴木力燕市長は26日行った定例記者会見で、「ものづくりの魂、巧の魂とか、まさに佃品質×燕品質というところを見ていただければ」「どんどんナビゲーター事業に申し込んでほしい」とPRした。
観光ナビゲーターの対象は観光や視察を目的とする8人以上の団体で、燕工場カードは2019年1月7日から配布する。申し込みや問い合わせは燕市観光協会(0256-64-7630)へ。