任期満了に伴う4月21日投開票の加茂市長選で、加茂市議の藤田明美氏(47)が27日、無所属で立候補する意向を固めた。
藤田氏は出馬の理由について「議員活動を続けるなかで教育、子育て支援、生涯学習などが改善されない。加茂市は総合計画も策定されてなく、どこに向かっているのか見通しがつかず、財政状況も含めて不安が広がっている」と話した。
加茂市長選と同時、加茂市議選も行われる。藤田氏は市議1期目だけにまだ早いという声もあるというが、「これから4年、待てるかというと、それはなかなかできない。経験は浅くても早く出る方がいいと思った」と言う。年明けに記者会見を開いて正式に出馬を表明する。
加茂市長選では現職の小池清彦氏(81)も出馬を表明しており、選挙戦になる見通しだ。
藤田氏は加茂市出身、早稲田大学理工学部を卒業、会社員や塾講師をつとめた。2015年に加茂市議選に初出馬ながら1,509票でトップ当選を果たしている。
(佐藤)