新潟県県央地域で唯一のスキー場、加茂市長谷の冬鳥越スキーガーデンが昨シーズンより5日遅く1月10日、オープンした。初日からさっそく加茂市立七谷小学校(内藤孝夫校長・児童69人)3、4年生20人が体育のスキー授業に訪れ、ゲレンデに子どもたちの元気な声が響いた。
七谷小は毎年、冬鳥越スキーガーデンで各学年数回のスキー授業を行っている。1、2年生はそりで、3年生以上はスキー。この日は今シーズン初のスキー授業で前日9日、3、4年生は学校でスキー板をはいて歩く練習を行っており、スキー授業初日にオープンが間に合った。
スキー用具は自前かレンタル。Tバーリフトもあるが、ゲレンデを数十メートル登っては滑り降りる練習などを行った。時々、日も差す絶好のスキー日和に恵まれ、カラフルなウエアを着た児童は大はしゃぎだった。
4年生岡橋彩さんは「登るのが大変だったけど、その分、滑るのが楽しかった。去年より上手になって良かった」、4年生小柳美羽さんは「去年は転んでばかりだったけど上手になったし、滑ったときに気持ちよかった」と声を弾ませた。スキー授業で練習を重ねたあと、3年生以上は2月1日に阿賀町の三川温泉スキー場でのスキー教室に出かける。
ここ数日の降雪で冬鳥越スキーガーデンの積雪は35センチほどになった。雪を圧雪車でかたくするにはまだ積雪が少ないが、何とか整備して滑られる状態にした。
昨シーズンは1月5日から3月21日までに8,818人の利用があった。Tバーリフトを3基備え、利用料は1回50円、小中学生25円、半日券は1,000円、小中学生500円、1日券は1,500円、小中学生750円。午前9時から午後4時ごろまで利用できる。問い合わせは冬鳥越スキーガーデン(0256-553-6200)へ。
(佐藤)