新潟県三条市の道の駅「燕三条地場産センター」燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」では、12日から2月25日まで天神講菓子展を開いて、燕市で伝承される合格祈願にうってつけの天神講で供える菓子を展示販売している。
「天神(てんじん)」とも呼ばれる学問の神さま、菅原道真の命日の2月25日、各地で学業成就などを願う行事「天神講」が行われている。燕市では全国的にも珍しい天神講に供える道真や縁起物をかたどった天神講菓子が作られており、砂糖で作る粉菓子や金花糖がある。
燕三条地場産センター、燕三条Wingとも毎年、天神講菓子展を開いている。ことしもそれぞれ500円前後の天神講の菓子を集め、その製造に使われる昔ながらの木型も展示している。
燕三条地場産センターでは、あわせて菅原道真のイラストのタペストリー、「合格」からだじゃれで五角形のもち網やはし、JAにいがた南蒲の「難関突破米」、菅原道真をかとだったキャンドルなども販売している。
燕三条Wingでは、2月10日に天神講菓子色付け体験と願いを込めて天神講キャンドル作りを行う。色付け体験は事前参加申し込みが必要で、午前10時半からと午後1時半からの2回開き、参加費600円で各回先着30人が参加できる。キャンドル作りはその場で参加者を受け付けて午後2時から5時まで開き、参加費600円で30人が参加できる。色付け体験の申し込みは燕三条Wing(0256-34-7310)へ。
また、燕三条地場産センターでは、2月3日に「節分」に向けて、恵方巻を作る「簀巻(すま)き」やキッチンツールの販売も行っている。
(佐藤)