燕市フィギュアスケートブレード開発研究会が2017年8月から研究、開発してきた燕市産のオリジナルブレードが1月29日から釧路市春採アイスアリーナ(北海道釧路市)で開かれる国体のフィギュア競技成年男子で公式大会デビューすることになった。
燕製ブレードは試作第2弾の評価を終え、試作第3弾の製作に取りかかっており、試作第3弾は3月上旬の完成を予定している。新潟県代表の伝井達(つたい いたる)選手が使用するもの。競技は1月29日に公式練習、31日に成年男子ショートプログラム、2月1日に成年男子フリースケーティングが行われる。
開発途上のブレードだが、伝井選手もすでに市販のブレードと同等かそれを上回る性能を確認している。伝井選手は1972年秋田県生まれ。92年から97年、99年、2006年から09年に国体新潟県代表に。03年から新潟県スケート連盟フィギュア部長、05年から新潟県スケート連盟理事長を兼任。現在は新潟県産業労働観光部職業能力開発課に奉職している。
国体出場には2人の登録が必要で、今大会では県連の強化部長として支援してきた後輩選手を出場させるために約10年ぶりに選手に復帰する。
(佐藤)