新潟市三条市の若手の経済団体「三条エコノミークラブ」(古寺健太郎会長・会員81人)は18日夜、臨時総会を開き、「挑越〜意志あるところに道は開ける〜」を会長方針とする第54代目の古寺新会長のもとで新体制をスタートした。
午後7時から三条ロイヤルホテルで開き、2018年度収支決算報告を承認。村上和幸直前会長へのアルバム贈呈、新役員紹介などを行った。
古寺会長はあいさつで、平成最後の年として元号が変わり、三条エコノミークラブでは、これまで会を支えてきてくれた50年組の16人が卒業するとし、「大きな変化がこの会にも皆さんの人生にもあると思います。変化を恐れるのではなく、変化の波に乗って皆さんの企業がますます繁栄することをご祈念いたします」。
また、これまでは、同臨時会前に八幡宮での祈願祭を行なっていたが、今回は祈願祭は行わず、古寺会長の訓示に変えた。
古寺会長は、例年8月に会長として承認され、12月に会長方針が承認されるが、会長自身から話す機会ほとんどないなかで1年がスタートするのはもったいないと思っていたとして、今回は会長方針の説明をさせてもらいたいと理解を求め、会長方針を決めるまでの経緯や思いを話した。
会長方針「挑越」のベースには、「エコノミークラブを50年先、100年先に継続させたい」という思いがある。これまで成長させてもらい、たくさんの友人ができ、たくさん学ばせてもらったエコノミークラブに子どもも孫も入ってほしいと考えている。そのためには、地域の企業やみなさんに選ばれる組織であり続けることと、会員の成長が必要と話した。
さらに、会員がそれぞれの会社から求められていることは誰よりも社内で稼げるようになること、成長のためには志を持って行動することなどの考えを述べ、「ことしは、周りが引くくらいの高い志を胸に、本気になって何かをしてほしい」と会長方針に込めた思いを話した。
古寺会長は、三条市塚野目、株式会社古寺製作所取締役。1979年三鷹市出身、39歳。インディアナ州のインディアナ大学経済学部卒業。結婚を機に三条市に移り、三条エコノミークラブには2011年入会。
(坂井)