一流の講師陣から指導を受けて子どもたちの才能を伸ばして日本、世界に通用するフロントランナーを生み出す三条市の「文化・芸術の一番星育成事業」に参加した子どもたちによる「一番星コンサート」が1月20日、三条市中央公民館で開かれ、昨年の230人を上回る302人が来場して演奏に聴き入った。
今年度、楽典を学ぶソルフェージュ教室を受講した10人のうち4人がピアノと声楽ソプラノを演奏し、ピアノ教室を受講した4人全員がピアノを演奏。一番星育成支援者4人のうち声楽バリトン、ピアノ、バイオリンの3人が演奏し、ピアノ教室講師の国立音楽大学教授・久元祐子さんもコンサートン最後にショパンの「幻想即興曲」やリストの「愛の夢」を演奏した。
ことしは事業の参加者が多く、コンサートの出演者が多かったこともあって来場者の増加につながったようだ。学んだ成果をホールのステージで演奏する晴れ舞台とあってドレスでステージに上がる子どももいて、大勢の聴衆を前に緊張感と戦いながら演奏に向かった。
上を目指して事業に参加した子どもたちの演奏は趣味で音楽演奏をたしなむおとなをしのぐレベルの高さ。来場者は充実した演奏をじっくり鑑賞していた。
(佐藤)