任期満了に伴う新潟県弥彦村の村長選が告示された1月22日、現職で再選を目指す小林豊彦氏(73)は、弥彦神社で祈願祭、一の鳥居前で第一声、選挙事務所で出陣式を行った。
第一声を前に武田芳久後援会長は「自分の私利私欲のための行政を進めていた5年前」で、「さらに前進するのか、5年前に戻るのかという選択になる」と小林村政の選択を求めた。
長野県青木村の北村政夫村長は「新潟一の、あるいは日本一の住みたい村になりつつある弥彦村」は、小林氏が「外に向けて弥彦のことを思ってやってきた結果」と評価し、再選に期待した。
小林氏は第一声で、昨年3月にオープンした弥彦おもてなし広場の売り上げが難しいと思われた目標の1億円の達成が確実になったとし、「弥彦村は着実に活性化に向かって前進している」と胸を張った。
公約を説明して「どうかこの公約を実現するためにも皆さんのお力でもう一度、私を村長に当選させていただきたい」と求め、「頑張るぞー」コールで気勢を上げた。
出陣式では来賓の南波瑞夫副市長が、燕市と弥彦村で取り組む水道事業など小林氏の決断の早さに感謝し、鈴木力市長からの激励メッセージを代読。出雲崎町の山田正志副町長が小林則幸町長のメッセージを代読した。
小林氏は前回、公約に掲げたバイオマス発電が実現できていなことに対する批判に「徹底的に議会で反対され、つぶされた」と反論。当選した当時、村政懇談会でいちばん多かったのが役場の対応で、昨年は面と向かって言われたのは1度だけで、村政懇談会ではゼロだったとし、「わたしたちの仕事は、まず村は村民の皆さんのためという意識が非常に育った」と評価した。
「この4年間の後援活動はすべて27日のため」で、「その苦労が、努力が、皆さまのお力が無駄にならないように」と支援を求めた。だるまの目入れ式と再び「頑張るぞー」コールを行った。
(佐藤)