「節分」の2月3日に三条市・法華宗総本山本成寺で行われる節分大祈願会で鬼踊りを演じる「本成寺鬼踊り奉讃会」(石丸幸広会長)は、本番に向けて本堂での練習を重ねている。
本成寺鬼踊りは、1953(昭和28)年2月3日が今のかたちの最初の舞台で、同奉賛会は1974(昭和49)年に発足した。現在の会員は、23歳から68歳の男性21人。旧本成寺村の三条市西本成寺、直江町、桜木町、条南町など本成寺周辺の檀信徒が中心に活動している。
ことしも小正月明けの16日から、本堂でほぼ毎晩午後8時から1時間半の練習を続けている。
太鼓の音とドラの音、「ウオー」という鬼のうなり声が夜の境内に響く。本堂に火の気はなく、冷気が張りつめるが、ひと踊りして鬼の面を取ると、額には玉の汗が流れ、首筋から白い湯気があがっていた。
会員は減少傾向で、1人が欠けても大変なことから、練習前後には全員がうがいをして風邪やインフルエンザ対策をし、体調にも気をつけている。
ことしは本番の2月3日が日曜日で大勢の人出が見込まれる。また、開催時間がこれまでの午後2回から変更になり、午前11時と午後2時からになる。
鬼踊りとともに午前11時からは地場産業振興祈願祭と事業繁栄特別祈願祭が行われ、午後1時からは厄年・祝歳男女厄ばらい大祈願が行なわれる。同寺周辺に駐車場はなく、三条競馬場跡地の「三条防災ステーション」と三条魚市場を臨時駐車場にあて、本成寺まで往復する無料のシャトルバスを午前9時から午後5時まで運行する。
同奉讃会は、20日から日曜日などに施設の慰問と出張公演も行っている。今後の予定は次の通り。
【1月27日(日)】
【2月1日(金)】
【2月2日(土)】
(佐藤)