1月24日から28日まで新潟県加茂市の加茂文化会館ロビーで第33回新春美術展が開かれており、加茂市から昨年のに第73回新潟県美術展覧会(県展)、第47回県芸術美術展(芸展)の入選以上と(第51回加茂市美術展)市展で入賞となった作品など57点を一堂に展示している。
毎年恒例の展覧会で、部門別の展示数は日本画10点、洋画5点、彫刻3点、工芸7点、書道14点、写真18点。昨年、芸展で写真部門が新設されたので写真が昨年より4点増えたが、それ以外の部門は昨年と同数か昨年を下回っており、全体では昨年より3点少ない。
目立った活躍では、芸展の各部門最高賞にあたる芸展連盟賞を日本画で山田京子さん(加茂市下条甲)の「お祈り」と工芸で石沢啓一さん(加茂市下条丙)の「あの時のまま『20XX』」が受賞。県展では写真で樋口八重子さん(加茂市五番町)の「帰り道」が奨励賞、洋画で亀山良子さん(加茂市矢立)の「space」が新潟日報美術振興賞を受賞し、それぞれ作品を展示しているほか、受賞作品ではないが昨年の會津八一記念館主催第12回秋艸道人賞・写真コンテストで大賞を受賞した星正一さん(加茂市後須田)の県展入選作「雉の叫び」も展示している。
あわせて加茂いけばな協会によるいけばな展も開かれており、草月流、宏道流、小原流の作品5点も展示している。午前9時から午後5時まで開場、最終日28日は午後3時まで。入場無料。問い合わせは同文化会館(電話:0256-53-0842、電子メール:bunka@city.kamo.niigata.jp)へ。
(佐藤)