新潟を拠点に活動する若手の劇団やアイドル系の団体を集めたイベント「三条ムービル音劇祭」が2日、三条市本町1、三条東映ムービルで開かれ、約100人が来場してコアなパフォーマンスで盛り上がった。
戦友会と演劇集団NAIの演劇、舞衆一ノ太刀・雛星と玉響少女のアイドル系音楽、HIDE笹川のマジック、そして地元三条市から三条音劇同盟限界トパーズの演劇が各団体2回、上演された。
どれも没頭できるクオリティーで、出演者の知り合いの来場が多かったが、その前後の出し物もあわせて楽しんでいた。戦友会の演劇はヒーローショーがモチーフで来場者も巻き込み、子どもたちも含め会場が一体になって「頑張れー!」と声援を送るなど盛り上がった。
演劇集団NAI代表の島村哲平さん(41)=新潟市東区=と舞衆一ノ太刀主宰の高田一樹さん(34)=新潟市西蒲区=の共同プロデュースで開かれた。剣舞や芝居を手がけ、日本演出家協会にも所属する島村さんは昨年2月にも剣舞を指導した県立三条高校の演劇部の作品を三条東映ムービルで上演したが、集客が思うようにいかなかった。
三条東映ムービルの劇場の魅力をもっと知ってもらおうと、今回は複数の知り合いの団体を誘ってオムニバス形式で企画した。「毎年2月恒例の音劇祭として定期的にできたらいいなと思う」と島村さんは話していた。
(佐藤)