新潟県燕市国上、道の駅「国上」では、2月1日から24日まで天神講菓子展を開いており、「天神(てんじん)」と呼ばれる学問の神さま菅原道真や縁起物をかたどった菓子を販売している。
道真の命日の2月25日に学業成就や合格祈願、子どもの健やかな成長を願う行事「天神講」は、全国各地で形を変えて伝承されているが、燕市では全国的にも珍しい天神に供える菓子の製造が今も行われている。
金花糖、粉菓子、生菓子などの種類があり、燕市では2010年から天神講菓子のPRに務めている。その一環で道の駅「国上」での天神講菓子展は毎年恒例。大学センター試験に間に合うように1月にも天神講菓子展を開いたが、あらためて2月1日から天神講菓子展の本番をスタートした。
販売している天神講菓子は、11店舗の52品目。500円前後で、天神のほかにエビ、だるま、招き猫、ニワトリ、タケノコなどをかたどったものがあり、かわいらしい小さな金花糖の盛りかごもある。あわせて五角形の「合格箸」(500円)、「天神講手袋」(300円)、「合格祈願米」(5合・555円)、「道真公キャンドル」(756円)など合格関連商品も販売している。
また、期間中は紙を切り張りして道真公を作るワークショップを開館日の午前10時から午後3時まで行い、参加費300円で参加できる。期間中の休館日は4日、12日、18日。問い合わせは道の駅「国上」(電話:0256-98-0770)へ。
(佐藤)