新潟県燕市のご当地かるた「つばめっ子かるた」を使った「第6回つばめっ子かるた大会」が3日、燕市体育センターで開かれ、幼児の部30、小学校低学年の部26、同中高学年の部52の計108チーム、324人が出場して競った。
2006年に合併した燕市は、新市の一体化を図ろうと2012年に新潟市出身の絵本作家、黒井健さんから描いてもらった燕市の文化や歴史を絵札にした「つばめっ子かるた」作成し、14年から毎年、つばめっ子かるた大会を開いている。
市内ではインフルエンザが大流行しており、出場をキャンセルしたチームもあったが、出場は昨年より1チーム多かった。開会式で鈴木力市長は、つばめっ子かるたの発行が5,000部にのぼったことを喜んだ。
「スターチーム」の燕東幼稚園の横山陽音ちゃん、前部屋心春ちゃん、清水莉理ちゃんが選手宣誓して競技開始。各チームは相手を変えて3回の対戦を行い、勝ち数、次いで取り札の数の合計で順位を決めた。
選手の子どもも応援の親も大半がインフルエンザ予防でマスクを着用。市内の子どもたちのほとんどが、つばめっ子かるたの読み札の文句を暗記しており、読み札が読み上げられると目を皿のようにして取り札を探し、手を伸ばしても届かなければスライディングして飛びついた。
つばめっ子かるたの競技方法には、厳格なマナーが定めてあり、対戦前は自己紹介し、待っている間も正座して手はひざに置き、心も一緒に鍛えていた。
(佐藤)