三条市中央公民館主催文化入門講座の来年度受講者募集のPRになればと、2月の日本画入門講座と写真入門講座は会場の扉を開いて活動し、自由に見学してもらっている。
2月6日と20日の午前9時半から11時半までの日本画入門講座と、13日と27日の午後1時半から3時半までの写真入門講座で扉を開いて開講している。両講座とも開設からことしで2年目になり、三条市文化団体協会(丸山正夫会長)が講師を派遣している。
扉を開けた講座の初日6日の日本画入門講座は、60歳代、70歳代の受講者5人全員が出席。三条市の日本が団体「創美会」の阿部凉子会長の指導で、受講者が植物を描いた作品を手直しし、和気あいあいと講座を進めた。
受講者の三条市栄地区に住む金子伊津さん(65)は、知り合いに誘われて「軽い気持ちで」講座がスタートした2年前から受講している。「楽しむていどと思ったら、だんだん作品のサイズが大きくなって。こんなになるとは思わなかった」と笑う。受講者は3年目で三条市美術展への出品を目指したが、昨年の市展で出品を実現した。
金子さんは、天気のいい日は健康づくりのウオーキングが日課。「歩いていても何をしていても、雑草でも目にとめてよく見るようになった」と自身の変化を感じ、「景色は描いていませんが、もっと上手になりたい」と絵筆をとることに喜びを感じている。
講師の阿部さんは「みんなが楽しんで長続きするのが何より。やめずに続けていれば何とかなる」と、受講者が創作を生活の一部、張り合いにしてくれることを願っている。
三条市中央公民館では、この機会に文化入門講座のようすを見学して来年度、受講してくれればと期待している。文化入門講座に関する問い合わせは三条市中央公民館(電話:0256-65-4811)へ。
(佐藤)