週末から週明けにかけて気温の低下が予想されるため、新潟県三条市は水道管の凍結に注意するようホームページに情報を掲載して市民に呼びかけている。
三条では2月7日はことし最高、4月上旬並みの13.9度まで気温が上がる季節外れの暖かい陽気になるなど、このところ季節はずれの陽気が続いていたが、明けて8日は一転して厳しい寒波に見舞われた。
明け方の最低気温は-2.3度で、1月15日の-1.9度を下回るこの冬最低を記録。日中も正午ごろは氷点下を脱したものの、それ以外は気温が0度を割る厳しい寒さが続いた。あちこちでつららを見ることができ、枝や草についた水が凍ってあめ細工のようになっている所もあった。
北海道には「史上最強」とも言われる寒波襲来し、各地で-10度を下回っている。新潟も8日の予想最低気温は-3度。その後も氷点下まで冷え込む日が続く見込みとなっている。
三条市では、最低気温が-4度以下になると水道管の水が凍結しやすくなるとして、凍結しないよう呼びかけた。具体的には、長期間留守にするときは元栓(止水栓)を閉める、露出している水道管や蛇口に防寒材や布などを巻きつけて防寒する、蛇口から水を少し出しておく。
昨冬の寒波では凍結による水道管の破裂が多発し、佐渡市で大規模な断水が発生し、新潟市西蒲区でも一部地域が断水。三条市でも節水を呼びかける事態になった。三条市では、これまでも冬期間は水道管の凍結に注意を呼びかけていたが、今回は寒波到来を前にホームページの新着情報に注意喚起を掲載した。こうしてタイムリーに呼びかけたのは今回が初めて。
(佐藤)