新潟県三条市の地域おこし協力隊のハンドパン奏者、久保田リョウヘイさん(20)が9日、宝塔院幼稚園(桑原良彰園長・園児29人)でハンドパン演奏を披露した。
ハンドパンは2001年にスイスで生まれた音階のある円盤形の金属製打楽器。久保田さんは宝塔院幼稚園のお遊戯会で来園した園児と保護者の前で2曲を演奏するとともに、園児からハンドパンをたたいて演奏を体験してもらった。
久保田さんは海外でも演奏活動を行うハンドパン奏者だが、ハンドパンの普及にも力を注いでいて、子どもたちの前での演奏も何度が行っている。初めてハンドパンをたたいた園児は「おもしろい」、「かたい」とにこにこで、なぜか「久しぶりにやった」と話す園児も。民族的で幻想的なハンドパンの響きに保護者も身を乗り出して聞き入っていた。
久保田さんはハンドパンを普及しようと地域のコミュニティー団体や公共施設で出張演奏を行っている。今回も久保田さんから宝塔院幼稚園に出張演奏をもちかけたもので、演奏依頼を歓迎している。問い合わせは三条市の地域経営課コミュニティ推進係(0256-34-5646)か、まちなか交流広場「ステージえんがわ」(070-2827-8883)へ。
(佐藤)