2018年11月にオープンしたイヌの幼稚園&トリミング「犬幸村(けんこうむら)」(新潟県三条市新光町)は、災害時に預かるイヌから同店の環境に慣れておいてもらおうと2月17日、初めての「ワンコの避難訓練」を行った。
犬幸村はワンズアップ株式会社(中島秀輔代表取締役・同所)が運営し、イヌのしつけをしながら遊べるドッグラン。災害時に開設される避難所でイヌと一緒に避難するのが難しく、イヌを犬幸村に預けることが想定される。
万が一に備えて事前に犬幸村に来て、イヌからケージやキャリーバッグに入ることに慣れてもらおうと初めて開いた。この日はトイプードルやマルチーズなどほとんどが小型犬の約15匹のイヌと飼い主が参加。キャリーバッグに入ってうとうとしているイヌもいれば、ずっと鳴いたり、ほえたりするイヌもいた。
小型犬を連れて参加した人は「外で飼っているイヌを最近、家の中に入れてあげようと思っているけど、ケージに入れると鳴き続ける。どっちみちちゃんとケージトレーニングしなければと思っていた」と日常でも役立てようと訓練していた。
中島代表取締役は「事前にここで楽しい思い出をつくっていれば安心して避難してもらえる。これからも毎月1回のペースで避難訓練を続けたい」と話した。問い合わせは犬幸村(電話:0256-47-5877)へ。