三条市は18日、平成31年度当初予算概要説明会を開き、一般会計では前年度比14.3%、66億4,800万円増となる530億3,800万円の新年度予算を示し、「新たな時代を切り拓くまちづくり予算」として説明した。
編成方針では、「健全財政を維持し、今後も魅力あふれるまちとして発展していくために、事務事業の見直しなどの歳出削減や財源確保を図りつつ、取り組むべき施策を確実に予算化するとともに、財政調整基金残高20億円ていどを堅持するという最も重要な財政規律を順守した予算編成」とした。
増要因となる投資的経費の予算規模は、前年度比79.4%、123億5,523.1万円。政調整基金の取り崩しは31.2%、7億9,279.7万円増の33億3,000万円(うち平成30年度ふるさと三条応援寄附金分8億5,618万円)、地方債の発行は53.7%、36億7,336.4万円増の105億1,257.7万円。
投資的経費の主な増要因は、、2019年12月供用開始予定のスポーツ・文化交流複合施設建設事業費(前年度比21億6,898.9万円増の36億5,714.5万円)、2020年4月開設の医療系高等教育機関施設建設事業費(18億7,873万円増の19億4,057.4万円)、2020年供用開始の新最終処分場整備事業費(12億4,102.7万円増の20億3,138.4万円)など。
重点政策は、これまでと同じく「このまちの基礎体力を向上させる」、「人を去らせず、来る人を追い求め、歓迎する」、「人口減少社会、少子高齢化社会と共存する道を歩む」の3つの処方せんとして展開する。
(坂井)