新潟県三条市の地域おこし協力隊で元プロ野球選手の今井啓介さん(31)は2月18日、三条市立森町小学校で野球を通じて体の動かし方やボールの投げ方を学ぶ巡回授業を行った。
今井さんは今は長岡市の旧栃尾市出身。中越高校から2005年にドラフトで広島カープに入り、投手として活躍。17年に退団し、18年4月から三条市の地域おこし協力隊となっている。
以来、活動拠点の三条市下田地区の小学校で巡回授業を行っており、今回で4校目。1、2年生と3、4年生をそれぞれ対象に2回に分けて児童合わせて約70人を指導した。
ストレッチしたり走ったりして体を暖めたあと、ストラックアウトでボールを投げ、ティーバッティングでバットを振ってもらい、児童は遊び感覚で熱中して体を動かしていた。
3、4年生の授業では今井さんが、ジャイアンツを知っている人と聞いても手がぱらぱらと上がるだけで、野球をやったことのある児童も数人だけ。それでも今井さんが「きょうは野球を体験してもらおうと思います」に児童は「イエーッ!」と大歓迎だった。
今井さんは「ボールを打って投げるを体験してもらうことで、少しでも野球に興味をもってもらえればと思います」と願っていた。
(佐藤)